大寒波を利用し水銀の固体を得る

Alamy/Legion Media撮影

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1759年の今日、12月25日に、科学アカデミー会員であるヨーゼフ・アダム・ブラウンがはじめて、水銀の固体を作るのに成功した。

水銀は、現在までに発見されている金属元素としては、常温、常圧で唯一凝固しない金属元素で、融点はマイナス38.83 °Cだ。

1759年の暮れ、サンクトペテルブルクは、大寒波に見舞われ、気温はマイナス37度まで下がった。ブラウンは、1748年からロシアに住んでいたが、この千載一遇のチャンスに、水銀の実験を行った。混合物による冷却剤を使って、気温をマイナス56°Сまで下げ、水銀の固体を得るのに成功した。

数日後、ブラウンは、科学アカデミーの同僚である科学者ミハイル・ロモノーソフとともに実験をくり返し、その成果を報告した。

1785年には、やはりロシア科学アカデミーで、水銀の正確な融点が突き止められた。