写真提供:NASA
「最初の100日間で得られたDANの調査結果は、火星探査車が現在、かつてクレーターのゲールの底に広大に広がっていた水域に注ぐ、古代の小川の河床跡に位置しているとするNASAの研究者の報告を、完全に裏付ける」。
キュリオシティーに搭載されている10機の装置のうち、2機が外国製で、そのうちのひとつがロシアのDAN、もうひとつがスペインのREMS(ローヴァー環境監視ステーション)である。
宇宙研究所の研究者によると、現在までにDANは58回の中性子測定を実行し、キュリオシティーの進路に沿った25ヶ所の異なる領域の土壌で、含水率を得たという。
この測定と数値シミュレーションにより、厚さ20~30センチの土壌の浅層表面下では、含水率が1重量%未満(測定された水素がすべて水分子内にある場合、水分量は土壌重量の1%)と、わずかであることがわかった。
「この乾燥土壌層下には、より高い含水率の土壌があり、進路沿いでその数値は大きく変わるものの、いくつかの場所で4重量%をこえる。そのような領域のひとつとなるのが、火星探査車が土壌特性の長期研究(約1ヶ月)を行っている、ロックネスト(Rocknest)である」。
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