=ロイター通信撮影
水文気象環境監視局は、南極大陸中心部に位置するボストーク基地を、抜本的に大改造する計画だ。研究者らは湖の研究計画について、活発に意見交換をしている。
巨大地底湖ボストークは、琵琶湖の20倍以上の大きさがあり、50万~100万年前の水が封印されていると考えられている。今年2月、ロシア北極南極科学調査研究所(サンクトペテルブルク)は、掘削を行って、史上初めて湖に到達し、水の採取に成功した。
“南極仕様”の飛行機も建造する計画
「現在、湖の今後の研究計画を作成中だ。そのなかには、ボストークに新たな基地を建設するための投資プロジェクトも含まれる」とフロロフ局長は述べた。これは改築というよりも、ほぼ新築になるという。
「この地域の気象特性のせいで、住居や作業場が雪に埋もれている。積雪が増えても支柱で建屋が持ち上がるような構造物の建設を考えなければならない。新たに居住施設や作業施設を建設するような形になる」とフロロフ氏。
ロシア地理学会第一副総裁で、ロシア連邦・北極・南極国際協力機構理事長特別代理でもあるアルトゥール・チリンガロフ氏は、1年後に特別な南極用の飛行機を製造する計画があると伝えた。「車輪でもスキーでも離着陸できるような飛行機だ」。
*完全版(ロシア語のみ):南極大陸のボストーク基地再建計画
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