ダビド・ルードマン =ロシア通信撮影
ダビド・ルードマン =ロシア通信撮影 |
30年間に同スクールで1万8000人が学び、そのうち8人は功労スポーツマスター、47人は国際クラスのマスター、300人はスポーツマスターになった。
ロシアの子供たちは『サンボ-70』に入門することを夢み、憧れの創始者ダビド・ルードマンの人気は70年代の宇宙飛行士の人気に優るとも劣らない。本人にサンボの魅力などを聞いた。【アレクサンドル・エラストフ】
―サンボは世界で人気があると思いますか?
サンボの人気はもちろん高まりつつあります。特に外国で。数年前にアメリカへ行った時、私は「Combat sambo」つまり「格闘サンボ」という文字の入った帽子をかぶっていたら、「ダンス?」と間違われました。けれども今なら、この単語を目にするとみんな「フョードル!」と叫びます。ロシア出身のチャンピオン、フョードル・エメリヤネンコを連想して。
―あなたはスクール『サンボ-70』の創設をご自身の最大の業績とみなしているのはなぜですか?
スクールを創設した際、私は生きてきた甲斐があったと感じました。卒業生の中には2度も3度も世界選手権で優勝している強者がいます。スクールのおかげで子供たちには運命を好転させるチャンスが生まれました。
―実生活でサンボの技を用いたことはありますか?
もちろんです。建設大学の学生だった時分にコムソモール(共産青年同盟)の自警団を組織し、後に市の自警団の本部長となりました。市内ではフリガン行為が横行しており、私たちは1年間で約20丁の銃火器と200本の刃物を没収し、小競り合いや喧嘩があれば武術の技も用いました。
―今もサンボの新技が編み出されている?
以前『1000の痛め技』という本を上梓し、これですべて記述できたと思ったのですが、再版する段になって、まだあることが分かりました。新しい技が現れたのです。それを加えると数が合わなくなるので頭の痛いところです。その本には攻め技と守り技が500ずつ紹介されています。
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