=Lori/Legion Media撮影
私の娘ベルベットはとにかく食べ物にうるさく、熱かろうと冷たかろうと、いかなる種類の穀類も一切受け付けなかった。三人の家政婦とおばあさんは万策を尽くしたが、どうにもならず、諦めていた。そんな娘が唯一例外的に食べたのが、毎年ハロウィーンのジャックランタンのカボチャを彫ったときに残った実で作ったキビとカボチャのお粥だった。アイデアとレシピは近所に住んでいる、陽気な女性がくれた。
彼女の説明によると、「昔のロシア」では、カボチャ入りのキビのお粥は、くりぬいたカボチャに入れてオーブンで焼かれ、特に秋のお祝い事で重宝されたらしい。ハロウィーンの一週間後、我々のくりぬいたジャックランタンがすでに崩れてゴミ箱行きになった頃、市場の友人は私に小さな丸ごとのカボチャを渡し、レシピを試すことを勧めた。
出来上がったのは甘くクリーミーで、見た目も美しく大成功!ベルベットも大変気に入ってくれた。私は、様々なバージョンのカボチャとキビのお粥を試すべく、切ったカボチャを買い始めた。カボチャもキビも、良い組み合わせだと、味が特に引き立つ。ここで紹介する2つのレシピは、大変美味しく、私の食卓に座るうるさがたからも合格点をもらい、ハロウィーンの時期だけでなく年間を通して食卓に並ぶ料理だ。
甘いカボチャとキビのお粥
材料:
カボチャ 1.5カップ オーブンで焼いたものを裏ごし、もしくはさいの目切りにしたもの
キビ 1カップ
牛乳 2カップ
蜂蜜もしくは黒砂糖 1/3カップ
カッテージチーズ ¾カップ
塩 1つまみ
シナモン 小さじ1杯
オールスパイス 小さじ1杯
レーズンもしくは干しカシス 1カップ
無塩バター 大さじ3杯 小さめの角切りにする
デメララ糖(ざらめでも代用できる) 大さじ2杯
作り方:
セージとタイム入りの香ばしいカボチャとキビのお粥
材料:
カボチャ 1.5カップ オーブンで焼いたものを裏ごし、もしくはさいの目切りにしたもの
とりがラスープ 2.5カップ
バター 大さじ4杯 (大さじ2杯ずつに分けておく)
キビ 1カップ
タマネギ 1個 皮を剥いてみじん切りにする
砂糖 大さじ1杯
ナツメグ 小さじ半杯
塩 小さじ2杯
セージ (乾燥ではなく生のもの) 刻んで大さじ3杯
タイム (乾燥ではなく生のもの) 刻んで大さじ2杯
サワークリーム ¼カップ
作り方
セージとタイムとサワークリームを加え、混ぜる。お粥の上に残りのバター大さじ2杯をまんべんなくまぶし、蓋をし、オーブンで20分焼く。
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