=Press Photo撮影
適正株価は15ドル?
フェイスブックにとって、今は絶頂期ではない。今年5月のIPO(新規株式公開)から、株価が半値ほどに落ち込んでしまっている。アメリカの影響力のある投資情報週刊紙バロンズは、9月22日にフェイスブックの株価の割高感を伝える大きな分析記事を発表し、あらゆる問題を考慮に入れると、フェイスブックの適正株価は15ドルであると評価した。
フェイスブックはロシアの競合会社の強さを認めつつ、今後の事業拡大では最優先国のひとつであると述べた。インターネット調査会社コムスコアの計算によると、昨年1年間の世界のフェイスブック利用者8億人強のうち、930万人がロシアのユーザーだった。ロシアのSNSの競合サイトの利用者数は、フコンタクチェで3430万人、オドノクラスニキで2700万人だ。
ロシア人も大株主
フェイスブックの外国人大株主のひとりには、フォーブス誌のロシアの大富豪ビジネスマン番付で1位にランキングされた、アリシェル・ウスマノフ氏がいる。メール・ル・グループやDSTグローバルを管理下に置く同氏とユーリー・ミリネル氏は、フェイスブックのIPOで24億4000万ドルを稼いだ。
ザッカーバーグ氏は、第1放送のゴールデンタイムの番組に出演する可能性があり、第1放送はそれに備えてすでにいくつかの番組を放送した。9月23日日曜日の夜には、アメリカで2010年に公開された、ザッカーバーグ氏に関する映画「ソーシャル・ネットワーク」が放送され、その後にドキュメンタリー番組が放送された。翌日のロシア語版グーグルでは、「マーク・ザッカーバーグ」という検索用語が1位となった。
2008年に露語版立ち上げ、ユーザーは現在930万
ザッカーバーグ氏は、10月1日にモスクワで開催される恒例のハッカーの大会、フェイスブック・ディヴェロッパー・ハック・モスコウを訪れる可能性もある。
フェイスブックは2008年、ロシアで開発責任者を雇用してロシア語版を立ちあげ、ロシアの携帯電話会社と、フェイスブックへの携帯無料アクセスについて契約を行った。
2010年、ザッカーバーグ氏は、ソーシャル・ネットワークの展開において重視する国として、ロシア、中国、韓国、日本をあげた。中国と日本はすでに訪れており、次にロシア、韓国と続く。
*イズベスチャ紙およびフォーブス誌の記事を参照
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