ルビノの戦い

「バルティノ山の戦い」、ペーター・フォン・ヘスによる

「バルティノ山の戦い」、ペーター・フォン・ヘスによる

8月、ロシア西部スモレンスク州ルビノ村で再現バトルが行われ、1000人以上が参加した。1812年の「祖国戦争」におけるルビノの戦い(8月7日=グレゴリオ暦19日)だ。


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1812年6月にロシアに侵入したナポレオンの「大陸軍」は、焦土戦術を展開しつつ退却するロシア軍を追ってスモレンスクで激突した。ナポレオンは軍を二手に分けて、バルクライ・ド・トーリ指揮する露軍の主力第1軍をはさみ撃ちにしようとした。

ところが、南側から露軍を追ったジュノー将軍が渡河に手間どり、間に合わなかった。露軍は仏軍との激戦の末、どうにか脱出に成功した。この戦いには双方から約3万人が参加した。

再現イベントの終了後、教会関係者やロシア政府とフランス大使館の代表が墓の前で黙祷を捧げた。墓には最近発見されたロシア、フランス、ポルトガルの兵士計28人の遺骨が葬られた。

全ロシア軍事史運動会長のオレグ・ソコロフ氏は「ロシア史では、祖国戦争はボロジノの会戦に帰してしまいます。それにモスクワの大火でおしまい。実際には、戦争はいろんな事件の連鎖であり、ルビノの戦いは重要な役割を果たしたのです」と語った。