サンクトペテルブルグ、1920年。写真提供:タス通信
1920年の今日、ロシア革命後初の全国国勢調査が、ロシア社会主義共和国で始まった。
質問項目はとても具体的で、回答者の本業のほかに副業や身体障害などについても尋ねた。
また、「あなたは自分がどの民族に属すると思いますか」という質問もあった。これは自由に民族を選択して回答すればよく、「血」を調べるものではなかった。
国民の72%が参加
中央統計局の計画では、国勢調査は、ロシアのほか、ウクライナ、北カフカス、トルキスタン、キルギス、バイカル以西のシベリア――全67県で実施されるはずだった。
ところが、内戦と十分な職能をもった人員の不足のため、国土の大半(70%)の面積をカバーすることができなかった。実施できなかったのは、具体的には、ヤクート、白ロシア、極東、クリミア、シベリアの外縁部、ウクライナの3県、ロシアの10県の一部だ。
しかし、人口でみると、国民の72%が国勢調査に参加している。
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