StockFood/Fotodom撮影 |
8月になると、ロシアの夫人たちは収穫した果物をバレーニエやコンポートに、野菜をピクルスにしたりして冬支度を始める。
「バレーニエ」とは煮た甘味を意味するロシアの言葉だ。
バレーニエはいろいろな食材から作ることができる。ベリーやオレンジピールなどの果物類はもちろん、トマトなどの野菜もありだ。
1801年までロシアには砂糖がなく、外国の砂糖は高価だったため、蜂蜜を使って煮たり、ベリーを6~10分の1ほどのかさになるまで煮詰めたりしていた。
火を使って煮るのではなく、数時間は熱が保たれるペチカ(ロシア式暖炉)の上に置いて煮ていた。
早くて簡単なイチゴのバレーニエのレシピは、初めての人でも失敗がなく、手軽なので嬉しい。
砂糖 400グラム
新鮮なイチゴ 1キロ(約4パック)
作り方
1. イチゴを洗い、ヘタを取る。ボールにイチゴを入れて、そこに砂糖を全量まぶして、冷蔵庫に4~5時間ねかせる。
2. 冷蔵庫から取り出し、鍋に移して、弱火で沸騰するまで煮る。沸騰してアクが出てきたら、取りながら5分煮込む。
3. これを殺菌消毒した乾いたビンに入れて、フタで密封する。フタの方を下にして置いて、常温で冷ます。その後冷蔵庫で保管する。
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