=エレナ・ポチェトヴァ撮影
「…毎年8月6日が来ると、広島の7つの川は灯篭でいっぱいになります…」 — 1年ほど前に「コンパス ギッド」社から出版された丸木俊の «ヒロシマ»は、このフレーズで終わっている。
広島と長崎では、原爆の犠牲者を悼み、灯篭を川に流す習慣が、戦後数年経った頃から根付いているが、これがロシアでも反響を呼んでいる。「日本文化の日」もその波紋のひとつだ。
華麗なコスプレ大会に100人超参加
この日、「フラコン」のメインステージでは、華麗なコスプレ大会が繰り広げられた。100人を超える日本のアニメのファンが参加して、衣装を競い、アニメの歌を熱唱し、日本の伝統的な踊りにトライした。
参加者の熱演のおかげで、「フラコン」は、ひとつにまとまった、華麗な音響空間と化し、みんなが踊り、思い切りエンジョイし、プログラムの合間には日本料理を堪能した。
多彩なイベント
さらに、このイベントの一環として、日本の有名な写真家三好和義さんの連作「日本の世界遺産」(1998年。藤本四八写真文化賞受賞)の展覧会や、映画上映会も行われた。中江功監督の『ロック 〜わんこの島〜』(2011年)、小林政弘監督「春との旅」(2010年)、小林正樹監督のドキュメンタリー映画「がんばっぺ フラガール! フクシマに生きる。彼女たちのいま」(2011年)などが感動を呼んだ。
8月11日の「日本文化の日」は、国際交流基金と「コンパス ギッド」社 の専門家が、ワークショップで、折り紙、書道、そして、あの灯篭の作り方などを教えた。
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