「没個性」克服したい

新世代の洋服デザイナー:ニーナ ・ ネレーチナさん(左)、ドーニス ・ プーピスさん(右)=タス通信撮影

新世代の洋服デザイナー:ニーナ ・ ネレーチナさん(左)、ドーニス ・ プーピスさん(右)=タス通信撮影

ロシアの新世代の人気デザイナーで、ロンドンのファッションウィークに初めて招かれたニーナ・ネレーチナさんとドーニス・プーピスさん。二人は「ロシアNOW」のインタヴューに、政治とファッション産業の関係などについて語った。

二人ともコスイギン繊維アカデミーの出身ですが、ロシアのファッション教育をどう思いますか?

ニーナさん  

二、三年前、助手を求めてアカデミーの卒業試験に顔を出したのですが、悲しいかな、自分たちが教わったのと同じスキームにのっとった卒業制作を目にしたのです。 

2005年に招かれたロンドンファッションウイ ー クで秋冬コレクションの成果は? 

ドーニスさん

 最大の 収穫は、より幅広いレ ベ ルで注目されたことですね。イギリス、米国、フランス、韓国、イタリアから注文を受けました が、 仕事を軌道に乗せることができませんでした。ロシアでは法律や官僚主義が、小規模ビジネス の たい壁になるのです。 

お二人は、ロシア人が群衆から浮いてしまうのを怖れ、グレーでいると述べましたが…

ドーニスさん  

着飾ることはできても、みんな同じように没個性的でつまらない、ということです。

 ニーナさん  

 ロシアの大多数の人にとって装いとは「そう在ることではなく、そう見られること」。衣服を自己表現の手段に用いる若者をよく見かけるようになりました。これこそ、私たちの社会に余りにも欠けている多様性なのです。

ニーナ・ドニス、2012・13年秋冬の新作。=PressPhoto撮影