ロンドン五輪でメダル75個を狙うロシア

=ミハイル・モルダソフ撮影

=ミハイル・モルダソフ撮影

ロシアの五輪代表選手は、ロンドンで合宿を行わず、国内で直前トレーニングを行っている。

=ミハイル・モルダソフ撮影

ロンドン五輪には約400名の選手、またパラリンピックには約200名の選手がロシアから参加する。気候への順応や時差の調整がさほど必要ないため、五輪前にロンドンで合宿する選手はいない。大半の選手は、スポーツ省の基地で準備を進めている。中でも優れた基地の一つであるソチの合宿所を、「ロシアNOW」が今回取材した。

合宿中の選手に余分な時間はない。一日のスケジュールは、早朝に朝食をとり、10時に第一トレーニング、昼食、小休憩または昼寝、第二トレーニング、回復トレーニングまたはマッサージ、夕食、就寝と決まっている。睡眠は9時間以上とり、日曜日は休日だ。また、トレーニングを一回しか行わずに、半日を回復、治療、マッサージ、温浴などにあてる日も週に1、2日ある。合宿は3週間続く。その後1週間から10日ほど、主要な基地で調整するが、負担をかけないように、トレーニングは1日1回しか行わない。その後再度招集される。

スポーツ省の関係者や選手たちにインタビューすると、ロシアでは最近、より多くの金額がスポーツに投じられるようになった、と答える人が多い。近代的な基地が建てられ、機器も最新鋭のものが揃えられているということだ。にもかかわらず、メダル獲得の目標については、以前より謙虚になった。ロシアは北京五輪で38個の金メダルを含む、108個のメダルを獲得すると計算されていたが、実際には金メダル23個で、合計72個のメダルしか獲得できず、国別獲得数では3位に終わった。ロシア・オリンピック委員会のアレクサンドル・ジュコフ会長によると、ロンドンでは金メダル25個を含む75個のメダルが絶対条件となっている。