=ルスラン・スフシン撮影
ドミトリー・ピログにとって、モスクワの「ディナモ」スタジアムで行われた今回の対戦は、2010年に王座を獲得後、三回目の防衛戦となった・結果的に王座防衛に成功したものの、内容的には苦戦を強いられる展開となった。
ドミトリー・ピログ(31歳)
ミドル級(72,6 kg 以下)
全20勝
引き分け: 0
敗け: 0
KO勝ち: 14
石田順祐はかつて、一階級軽いスーパーウェルター級で暫定王者になった戦績を誇る選手である。両者の持てる力の全てが発揮された今回の対戦は最終ラウンドまで持ち込まれ、ピログにとっても十分苦しい戦いとなった。ピログ本人が対戦後語ったところによると、対戦相手に関して事前に入念に分析したにもかかわらず、石田の猛攻撃は予想をはるかに上まわるものであったという。
石田順祐 (36歳)
ミドル級 (72,6 kg 以下)
全24勝
敗け: 8
引き分け: 2
KO勝ち: 9
それでも、審判の判定は予想通りであった。三人全員の審判(120:108, 119:109, 117:111) がピログに、プロとして20回連続となる勝利を与えたのだ。
対戦後石田は、「ドミトリーとの一騎打ちは、これまでのあらゆる対戦のなかで最も難しいものでした。ピログは王者で、王者らしく戦いました。僕は彼の弱点を見つけることができませんでした」と「Championat.com」の記者に語った。
ドミトリー・ピログは8月にアメリカで、オーストラリア人のIBFミドル級王者、ダニエル・ギールとの対戦する予定。
詳しい記事は、http://www.kommersant.ru/doc/1927394 (ロシア語)で