モスクワのアルバート通り=GeoPhoto撮影
最もお金のかかる町?
750円
モスクワでのビジネス・ ランチの平均金額
535店
2020年までにモスクワで開業するホテルの数
約70円
モスクワの地下鉄・バス・トロリーバス代
モスクワが「世界で最も物価の高い都市」になって久しいが、ブランダン・パラさん(米国・ 22 )は、「食費は『ム・ムー』のようなセルフサービスのカフェやファストフード店利用で倹約します」と言う。チェーン店「グラーブリ」(熊手)、レトロ調の「ボクザール」(駅)などもお勧めだとか。
旅行者泣かせのホテルは、最近の調査でも一泊平均140ユーロ(約1万4千円)で、ヨーロッパで2番目に高い。だが、ホステルを利用する手がある。 55 のホステルの大半が都心にあり、一泊平均 10 ~ 20 ユーロ(約1000~2000円)だ。「ナポレオン・ホステル」と「ゴジラ・ホステル」(Godzillas Hostel)が特に人気で、クレムリンまで歩いて行けるうえ、英語も通じ、空港までの有料送迎、滞在登録のサービスもある(約500ルーブル=1250円ほど)。
土産物は、「外国人目当ての店や屋台は敬遠したほうが無難」とはローラ・ガードナーさん(英国)。
危険がいっぱい?
ルーシー・ポコルナさん(チェコ)は「夜いかがわしい場所にふらりと入り込むような愚かな真似をしなければ、誰もモスクワが危険だなんて思わないでしょう。置き引きに注意し、パスポートのコピーを持ち、夜間の一人歩きはしないことです」。
モスクワには、英語とロシア語の旅行者用コールセンターがあり、24時間体制で、観光や交通の案内、警察を呼んだり大使館との連絡を取るなどの緊急時のサポートを行っている。
℡:8-800-220-00-01 または 8-800-220-00-02フリーダイヤル
ただカフカス系や中央アジア系など非白人種に対してスキンヘッド等民族主義者による傷害事件が散発しているので、昼間でも人通りの少ない場所は避けるべきだ。
「モスクワはロンドンより危なくないわ。ただ、現金を見せたり、英語で大声でしゃべったりとか目立ったことはしないほうがいいけれど」とサラ・ケイさん(英国)。
道はロシア美人に聞け
市内を移動するには地下鉄が最適。「地理は地上よりもわかりやすいかも」とエリオット・エステボさん(米国・ 25 )。料金も距離に関係なく一律 28 ルーブル(約 70 円)という安さ。
地上で迷子になったら、若いロシア美人が通りかかって英語で道を教えてくれる幸運も。「モスクワの女性は魅力的。米国なら夜のパーティー用のような服を午前 11 時に平気で着ているんですもの」とテッシー・マッキーさん(米国)は微笑む。
日本人のロシア旅行の最大の問題点は、ホテルの予約証明がないとビザが出ないということだ。
Day'n'Night Hostel
都心の地下鉄ルビャンカ駅から徒歩5分。滞在登録のほか各種サービスも完備。部屋もツイン(日本円換算で一泊6千円)、4人部屋(2700円)、6人部屋(2000円)の3種 (daynighthostel.com)
ヨールキ・パールキ
このファミレスのチェーン店は、1996年に第1号店がオープンして以来、抜群の人気。ロシアの農村を模した内装で、メニューは伝統的家庭料理が中心。バイキング方式のサラダも充実。
アンドリュー・クロウズさん(英国・50)
モスクワは超過密大都市ですが、心地よく散歩できる静かな通りがあります。公園もとても素晴らしいですね! 私のいちばんのお気に入りはツァリーツィノ(エカテリーナ二世の夏の離宮)。
河原李奈さん(日本団体職員)
増改築されたという空港から始まって、案外明るいじゃんと思いました。音楽が好きなので堪能してます。自宅近くのノボデビッチ修道院をよく散歩しますが、季節ごとに趣が変わっていいですね。
エリオット・エステボさん(米国・25)
モスクワっ子は笑わないと聞かされていました。ある程度それは言えると思いますが、他の大都市だってそんなものですよ。ここの人たちは一度知り合いになったらとても愛想がよくて鷹揚そのもの。
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