今年の米ゴールデングローブ賞外国語映画賞に輝いたロシアの鬼才アンドレイ・ズビャギンツェフ監督による「裁かれるは善人のみ」の上映が10月31日から東京・新宿武蔵野館、大阪・テアトル梅田を皮切りに始まった。順次、全国で上映される。
監督は『父、帰る』で、デビュー作にしてヴェネチア国際映画祭金獅子賞に輝き、続く『ヴェラの祈り』『エレナの惑い』と2作連続でカンヌ国際映画祭で賞を受賞した、世界が認めるロシアの鬼才アンドレイ・ズビャギンツェフ。
ロシア北部バレンツ海に面する荒涼とした小さな町を舞台に、そこで暮らす善なる市井の人々と、権力を振りかざして土地の買収をもくろむ行政との対立を描く。そこから数珠繋ぎのように悲劇的に綻んでいく人間模様──。罪のない人に降りかかる、抗っても決して勝つことのできない非情な程の困難。秀逸な構図と、ロシアの広大で荘厳なロケーションが、人と国家と神、そして悪についての深淵で普遍的な物語を際立たせる。
日時:2015年11月14日(土)
場所:神奈川県シネマ・ジャック&ベティ、千葉県千葉劇場
日時:2015年11月21日(土)
場所:兵庫県シネ・リーブル神戸、愛知県名古屋シネマテーク
日時:2015年11月28日(土)
場所:山形県MOVIE ON やまがた
日時:2015年12月5日(土)
場所:京都府京都シネマ、群馬県シネマテークたかさき、福岡県KBCシネマ
日時:2015年12月12日(土)
場所:宮城県桜井薬局セントラルホール、岡山県シネマ・クレール
日時:2015年12月19日(土)
場所:神奈川県川崎市アートセンター
など
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