サハリン州のオレグ・コジェミャコ知事=
エフゲニー・ビヤトフ/ロシア通信コジェミャコ知事によれば、「サハリン州民に日本語を積極的に教えている日本との国際交流において、言語的均衡を図るため」に必要だという。
これは10月26日に行われた、ロシア連邦外務省構成主体長評議会の会合で述べられた。今回の議題には、海外におけるロシア語の地位の強化があった。
「ロシア語のさらなる普及のために、ロシア人講師による北海道民、札幌市民向けの講座開設が必要だと思う。この基盤づくりで外国の経験を参考にすることも可能。今日、日本語講座はサハリンの日本センターで、無料で行われている」とコジェミャコ知事。
隣国の中では、ロシア語教育推進分野で最も密接に相互活動しているのが日本だという。現在、北海道の高校の9校でロシア語が教えられており、札幌大学では今年、教科書「テレモク」も発行されている。
全道ロシア語弁論大会は今年で48回目となり、類似した大会の中では日本で最も古い。昨年は29人の高校生や大学生が挑戦。北海道以外にも、青森県、秋田県から参加があった。優勝者にはロシア語の書籍、賞状、民芸品などが授与された。
「これ以外にも、サハリン訪問の機会を提供している。ロシア語を実際に使ってもらい、当州の文化と伝統を理解してもらうために」とコジェミャコ知事。
コジェミャコ知事はまた、全道ロシア語弁論大会のようなロシア語コンテストを他のアジア太平洋諸国でも実施したり、ロシア語講座やサークルを企画したりする際の支援をセルゲイ・ラブロフ外相に求めた。
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