ISS、宇宙での暮らし

The spacewalk 16-02-2012

The spacewalk 16-02-2012

=Roscosmos
 かつては新聞等を通じてしか知り得なかった、ISS(国際宇宙ステーション)上の宇宙飛行士の生活。それが今やインスタグラムを通じて、他ならぬ飛行士自身の視線で追体験できるようになった。飛行士たちは宇宙から見た驚くべき景色を地上の人々と分かち合い、ISS上の生活および労働の一瞬を切り取っては報告し、さらには、宇宙遊泳状態のセルフィまで披露している。

 

 セルゲイ・リャザンツェフ飛行士のインスタグラム@sergeyiss。薄明の中のISS。飛行士らは軌道上で一日に16回も日の出を迎える。夜明けと夕暮れが1時間半ごとに訪れるのだ。

 

 ISSクルー。出身国、性別、課せられた課題は様々。滞在日数もそれぞれ異なる。

 

 アントン・シュカプレロフ飛行士のインスタグラム@ anton_astrey。個人用衛生キット。ISSではシャワーは浴びない。濡れスポンジとウェットティッシュで体を拭く。

 

 オレグ・ノヴィツキイ飛行士のインスタグラム@ novitskiy_iss。ステーションでの食事はいつも楽しいものだ。塩と調味料は液状。粉が目に入らないようにするためだ。食物は手を放せば宙に浮く。夕食はなるべく全クルーで一緒にとる。写真はその夕食の模様。

 

宇宙飛行士だってセルフィは大好きだ。4月12日の宇宙飛行記念日、船外活動の際に撮影した。

 

 セルゲイ・ヴォルコフ飛行士のインスタグラム@ volkov_iss。宇宙の風景は多数投稿される。これはアフリカの様子。火星と見紛う光景だ。

 

 実験「アウトライン2」。ヴォルコフ飛行士がISSからミュンヘンのロボットを操作する。将来的にこうしたロボットがステーションにおける飛行士の補助員となる計画。宇宙空間や他の惑星における作業遂行者となるかもしれない。

 

 オレグ・アルテミエフ飛行士のインスタグラム@ olegmks。南極上空のオーロラ。地上で見ても宇宙から見ても美しいものは美しい。

 

 アルテミエフ飛行士は好んで各種の記念日に自身のアカウントの読者たちに向けお祝いのメッセージを投稿する。2016年8月26日はS.P.コロリョフ名称ロケット宇宙会社「エネルギヤ」創立70周年のお祝いを同僚たちに向け発信した。

 

 ISS舷窓から見た地球。かつてソビエトの宇宙飛行士たちは映画「砂漠の白い太陽」の撮影技法にならって撮影するよう教え込まれた。今でもフライト前にこの映画を見る伝統は残っている。

 

 この種の写真はどの飛行士も持っている。家族との交流は普通、週末に行われる。

 

 ステーションでは身体的なトレーニングが必須となっている。重力がない環境にいると筋肉が萎縮するためだ。帰還が近づくとランニングの日課が増える。

 

 帰還前には宇宙服の状態と気密性が必ずチェックされる。

 

 地上で見られるのは日の出、宇宙では“天の川の出”。

 

 ISSから帰還する前のハッチ封鎖と、幸せそうな飛行士たち。ISS滞在日数の世界記録はロシアの宇宙飛行士ゲンナジー・パダルカ氏の878日。

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