キリル総主教と在露日本大使が会談

 キリル・モスクワ・全ルーシ総主教は24日、上月豊久在ロシア大使と会談し、日本の正教会教団が両国の国民の関係の誠実さに大きな役割を果たしていると述べた。
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キリル・モスクワ・全ルーシ総主教と上月豊久在ロシア大使=  報道写真

 「日本でのロシア正教会の伝道の結果、日本自治正教会ができた。数万人の信者がおり、日本自治正教会は両国の国民の重要な絆となっている」とキリル総主教。比較的小規模ではあるものの、教団が存在していることで、両国の国民の関係を「誠実」と呼ぶことができると、つけ加えた。

 キリル総主教は2012年9月の自身の日本訪問についても話した。この時、天皇陛下、野田佳彦首相(当時)と会談し、2011年東日本大震災の津波の被災地を訪れている。「この大災害に心が痛んだ。被災者への人道支援に関連する作業が、ロシア人と日本の多くの人を一層近づけたことはうれしく思う」とキリル総主教。

 

イコンを描く上月大使夫人

 上月大使によると、ロシア正教会はロシア社会の心の支えおよび価値感となりながら、ロシアで重要な役割を果たしているという。ロシアに出張していた際は、夫人とロシアの教会や修道院を幾度となく訪れていた。夫人もロシアの宗教遺産に興味を持っており、夫人が何年もイコン画を描いていることにそれがあらわれているという。

 日本ロシア正教伝道会社は1870年、ニコライ日本大主教によって設立された。ニコライ日本大主教は聖書や他の典礼書を日本語に翻訳し、神学校、少年少女のための初等学校、図書館、養育院などの施設を創設した。日本には現在、正教会の教区が150ある。

 

*以下の記事を参照

ロシア通信

モスクワ総主教座公式サイト

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