「アメリカ空軍の偵察機は、トランスポンダ(応答装置)を切った状態で飛行していた。乗員は飛行経路に関する情報を、この区域の管制局に伝えていなかった。偵察機はこの時、民間航空機の定期路線用の高度で飛行していた」と国防省。
このインシデントを受けて、在ロシア米国大使館の武官が23日、国防省に呼ばれたという。
「アメリカ国防総省の関係者には、ロシアの防空手段によって22日、アメリカ空軍の偵察機RC-135が発見されたことが提示された。偵察機は日本海上空のロシア連邦の国境付近で空中偵察を行っていた」と国防省。
「アメリカの偵察機の乗員のプロらしからぬ行動により、民間航空会社の航空機と危うく衝突するところだった」と国防省。
ロシアの「インテルファクス」通信は先に、日本発オランダ行きの民間機および日本発スイス行きの民間機の2機が、不審機の異常接近によって、航路変更を余儀なくされた、と伝えていた。
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