ノヴァク・エネルギー相
=エブゲニー・ビヤトフ/ロシア通信撮影ノヴァク・エネルギー相は、日本側との接触が「より定期的かつ充実」したものになったと指摘した。
「2016年は、露日関係にとって極めて重要な年であり、その発展の主なベクトルに、事実上の変化が生じた」。ノヴァク・エネルギー相はこう述べた。
エネルギーは従来通り、露日間の協力における主要な分野の一つだ。プーチン大統領が昨年12月に訪日した際に、80件の文書が調印されたが、うち23件はエネルギー関連だった。世耕経産相によれば、「エネルギーは日露経済関係の軸」である。「両首脳のイニシアティブにより生まれたモメンタム(勢い)をこれからも引き続き高いレベルに保ち、スピーディーに協力を進めていくことが重要だ」と世耕経産相は付け加えた。
「露日エネルギー・イニシアティブ協議会」は初めて日本で行われ、露日双方は、炭化水素、省エネルギー・再生可能エネルギー、原子力の3分野のワーキンググループについて、その活動の成果に関して話し合った。
また、ノヴァク・エネルギー相によれば、露日双方は、エネルギー分野における個々の具体的プロジェクトの実現について、2017年度の作業日程を準備した。
「この問題は両国の企業により詳細に検討されている。これは、大容量の海底ケーブルをロシアから日本へ敷設する案件だが、サハリンから敷設するとか、ウラジオストクからにするとか、様々な案が検討されている」。ノヴァク・エネルギー相はこう語った。
「露日エネルギー・イニシアティブ協議会」は、プーチン大統領と安倍首相の指示で立ち上げられ、第1回会合は昨年11月にモスクワで開催されている。
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