アカデミー賞候補に露映画「天国」

アンドレイ・コンチャロフスキー監督の映画「天国」

アンドレイ・コンチャロフスキー監督の映画「天国」

=kinopoisk.ru
 ロシアのアンドレイ・コンチャロフスキー監督の映画「天国」が、第89回「アカデミー賞」外国語映画部門にノミネートされた。

ヴェネツィア国際映画祭では銀獅子賞

 「天国」は第二次世界大戦とホロコーストを描いている。この戦争で、フランスのレジスタンスに参加した亡命ロシア人のオリガ、フランス人の敵国協力者ジュール、ナチス親衛隊の将校ヘルムートの運命が絡み合っていく。この映画は2016年9月、ヴェネツィア国際映画祭で初めて上映された。コンチャロフスキー監督は最優秀監督賞にあたる銀獅子賞を受賞した。

 有名な映画評論家で作家のアントン・ドリン氏は、競争が激しいものの、この映画がアカデミー賞を受賞する可能性はあると考える。「ノミネートされた映画をすべて確認したわけではないが、強力で立派なライバルをあげることができる。それはカンヌで過小評価され、最近『ヨーロッパ映画賞』を受賞した、マーレン・アーデ監督の映画『トニー・エルトマン』」

 ドリン氏によれば、コンチャロフスキー監督はアメリカをよく知っており(ハリウッドで複数の作品を撮影)、第二次世界大戦とホロコーストに関する映画はいつでもアカデミーの委員のウケが良いという。

 「ここ2年、戦争映画の『イーダ』、『サウルの息子』が外国語映画賞を受賞している。3年連続で同様のテーマの映画が受賞したっておかしくないだろう」とロシアNOWに話した。

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