そしてその近くにはさらに、ロシアでもっとも古い5本の樹木のうちの1本が立っている。「孤独な戦士」と呼ばれるこの松の木は610歳である。
この2本の木を発見したのは、生物学博士のリュボーフィ・カシヤノワ。彼女は鑑定を実施し、2019年にこの木について発表を行った。その後、学者チームは、複雑な年輪年代的研究を重ね、樹木の根や幹を調査し、木々の樹齢を特定した。
案内サイトのこの木の説明文には次のように書かれている。
「この紅葉樹はオリホン島における我々の研究によって発見されたもっとも古い樹木。その外観と形状から言って、シベリアの紅葉樹の母体とその同系統の樹木は、島で唯一の貴重な植物である。こうした特徴の結果、紅葉樹は科学的、文化的、民族的意義を持つものである。ブリャート族の間では、これらの木は特に崇拝されている。ブリャート人たちは、この木に、高齢者に対するのと同じように、深い敬意を示している」
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