1958年、ソ連の研究者たちが南極に研究ステーション「到達不能極」を開設したとき、最初にしたことが、レーニンの銅像を建てることであった。このレーニン像は、南極から463キロの地点にあり、モスクワの方角を見ている。
レーニンは、クリミアのタルハンクート岬から100メートルの海底に沈められた。ちなみにそこにはさまざまな仲間がいる。タルハンクートの海底博物館には、スターリン、ガガーリン、エセーニン、ニコライ2世、そしてそれぞれの時代の英雄がいる。
レーニンの死後、共産党は、レーニンの銅像を単に台座に乗せるだけでは不十分だと考えた。この記念碑はモスクワの鉄道を移動した。さらに銅像はくるくると回転するようになっていた。目的はただ一つ、すべての労働者がどこにいても、イリイチの顔を見られるようにするためである。
こちらのレーニンは頭部だけである。しかし、その大きさといったら!この彫刻はブリャート共和国の首都ウランウデにあり、その重さはなんと42トン(!)。何度となく、解体されかけたが、結局は作り直されてきた。ウランウデの市民たちは、このレーニンのために耳あてのついた帽子を編んだ。
もっとも高いレーニンの銅像はヴォルゴグラードにある。この銅像の高さは台座を含めて30メートル。これはエヴゲーニー・ヴチェティチの作品で、実際の人物の銅像の中でもっとも高いものとして、ギネスブックにも登録されている。
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