上から見るとシンボルを思わせるソ連の建物(写真特集)

 ソ連の建築家や宣伝担当者は、市民にとって特別な意味を持つ建物を建設することもあった。

サマーラにある食品工場跡は、上から見ると、ソ連の象徴である槌と鎌の形をしている。

ブリャート共和国の首都ウランウデには「ペンタゴン」と呼ばれている住宅がある。この建物はロシア語の文字「C」が3つ並んだ形に建てられている。実は4つ目の建物が建てられる予定で、完成すれば、「CCCP」、つまりUSSRとなるはずだった。しかし、ソ連邦崩壊によって、このプロジェクトは実現されなかった。

タガンログにも「C」の文字、あるいは一部が欠けた輪の形をした住宅がある。ある都市伝説によれば、1930年代にさらに3つの建物が建設されることになっており、やはり「CCCP」(USSR)となるはずだった。 

1930年代初頭、イヴァノヴォ市には、構成主義スタイルの蹄鉄の形をした家が作られた。

一方、モスクワにはまん丸の家が2つある。1980年に開かれたモスクワ・オリンピックを前に、このような丸い建物が5つ建てられ、上から見ると、五輪マークに見えるように計画されていた。

またモスクワには五芒星の形をしたロシア軍劇場がある。

サンクトペテルブルクにあるロボット工学技術サイバネティックス研究所は、チューリップのような形をしている。

オムスク音楽劇場は見る角度によって、グランドピアノのような、帆船のような形をしている。

ドンバイのホテルのバルコニーは蜂の巣のような形をしている。

ドンバイにはもう一つ、UFOを思わせるホテルがある。

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