ロシアで見ることのできる美しい花々(写真特集)

観光・自然
ユリア・ハキモワ
 4月から初秋にかけてロシアのさまざまな地域でさまざまな花を観賞できる。花好きの人は素晴らしい景色と映える写真を撮るためにどこに行けばよいだろうか? 特別な暦を用意してみた。

4月 チューリップ

 4 月はカルミキアのチューリップ畑の月だ。その中でも最も美しいのはマヌィチ・グジロ湖から近いところにある。

 ちなみに、2023年はその地方の首都エリスタでは4月1日から4月30日まで、毎年恒例のチューリップフェスティバルが開催される。

4月末 ツツジ

 この時期、アルタイ山脈の斜面と川岸が淡いピンク色に変わる。アルタイ桜とも呼ばれるマラルニク(ツツジ科)が咲くからだ。開花が始まると、アルタイ地方の夏のシーズンが始まる。

 2023 年 4 月 29 日には、ツーリスト総合施設「ターコイズブルー・カトゥ二」で「マラルニク・ブルーム」フェスティバルが開催される。 

4月末から5月初頭 菜の花

 鮮やかな黄色の菜の花畑は観光客や写真家に人気だ。多くの地域で見ることができる:

 いくつかの地域では菜の花が7月に咲くところもある。 

  花粉が服につくので気を付けなければならない。

 5月 野生のシャクナゲ

 野生のシャクナゲは栽培のシャクナゲほど花びらが多くないため、赤い花がチューリップと混同されることもある。

 野生のシャクナゲ畑は、スタヴロポリ地方、サラトフ地方、クリミアで見ることができる。

 また、ウリヤノフスク地方のラディシェフスキー地区では、毎年 5 月中旬に「ワイルド・ピオニー」フェスティバルが開催される。

5月 ケシ

 5 月中旬からクリミア半島の草原が赤くなる。バフチサライ地区、カザンチプ岬、エフパトリアの方にあるバラクラバとインケルマンの近くの野原、フェオドシヤとケルチの間の草原で写真を撮ることができる。

 ケシ畑はアナパ、アストラハン、クラスノダールの近くでも見られる。

6月と7月 ルピナスとラベンダー

 ルピナスは北アメリカ原産で、雑草とされ、ロシアのほぼすべての地域で見られ、タイガ地域でも生育している。他の牧草地の植物にとっては致命的だが、写真愛好家は紫、ピンク、白のルピナス畑を愛好している。開花時期は6月から7月である。

 ラベンダー畑は主にロシアの南の地方で見られる。

 クラスノダール地方(アナパからそう遠くないクリムスキー地区、またセヴェルスキー地区)では野生のラベンダー畑は見られない。これらは、有料またはツアーで入場できる私有地である。

 クリミアでラベンダーを育てられている。プランテーションはシンフェロポリとセヴァストポリの近く、タルハンクート岬、バフチサライ地区にある。

 7月と8月 蓮

 蓮は以下の地域で生育している。

 蓮の花についてはこちらを参照。

ロシア・ビヨンドがTelegramで登場!是非ご購読ください!>>>