ロシア極北の住宅に描かれた巨大なグラフィティ10選

Pavel Kuzmichev
 マンモスや砕氷船、シロクマが文字通り、町のあちこちでサレハルドの住民を見つめている。

 ロシア北方の都市では、住宅の建物に鮮やかな色で塗られていることがよくある。しかもサレハルドでは、まるで壁画のような美しい装飾を目にすることができる。これらの絵はロシア全土から集まったアーティストらによって、夏のアート・フェスティヴァルの枠内で描かれたものである。それぞれの作品は地元政府との調整の下で選ばれ、描かれている。現在、サレハルドでは複数の作品が完成しているが、それらはいずれも真の傑作である!

1 – 砕氷船「ヤマル」

 40回以上も北極を航行した伝説の原子力砕氷船「ヤマル」を描いた壁画は2016年に完成した。18メートルものこの作品を作るのには、エアロゾル100缶が使われた。

2 – マンモス

 手に氷を持った巨大なマンモスは、砕氷船の左にある高層住宅の壁に描かれている。

3 – ツーリスト

 広大なヤマルに魅了された旅人が描かれた壁画は砕氷船とマンモスと並んで描かれている。3枚の壁画は街の中心部に一つの芸術空間を作り出している。

4 – シロクマ

 「ツーリスト」が描かれた住宅から数軒離れたところに、帽子を被り、首にマフラーを巻いた巨大なシロクマが北方独特の模様と共に描かれている。2020年に完成した。

5 – マンモスの骸骨

 博物館のある場所に巨大なマンモスの骸骨が描かれている。遠くから見ると、絵は3Dのように見える。

6 - 3Dの家

 遠くから見ると、この家には角や屋根がないように見える。しかしこれは驚くべき錯視を利用したものである。

7 – カラフルな記念碑「北緯66度」

 サレハルドは世界で唯一、極圏線上位置する都市である。北極圏が始まる地点にこの「北緯66度」が立っている。春らしい色彩で描かれたこの壁画は住宅地イズムルドヌィのある住宅の壁に描かれている。

8 – スノーボーダー

 「サレハルド」という文字が入った「スノーボーダー」の壁画は2018年、グラフィティ・フェスティヴァル「文化防衛」の開催中に登場した。

9 – 北方のレゴ

 もう一つの作品は、北方民族の特徴を持つレゴが描かれたものである。ここにはチュム(トナカイ飼育者の移動住居)とシロクマ、オモチャの釣り竿で遊んでいる子どもが描かれている。2017年に作られた。

10 – チュム

 2022年の夏に登場した新たな壁画の一つ。オーロラを背景にチュムが描かれ、中には色鮮やかなツンドラが描かれている。

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