ソ連では初めて、住宅に接続される自動車道が地下トンネルの中に造られ、住宅の地下には駐車場が設けられた。駐車台数は、3世帯に1台という計算に基づいていた。住居棟の間の道路は緊急車両専用とされ、住居棟の前のスペースには自動車は進入しない。
住宅も通常とは異なり、自由度の高い設計となった。仕切り状の大きな扉を開けば、キッチンと客間が一体になり、ワンルームマンション化する。一部の住宅は2つの階に仕切られ、上がキッチン、下が部屋に分かれていた。
建物の1階の住宅の一部は、個別の入口があった。最上階にはワンルームが幾つかあり、モスクワの建築家やアーティストに充てられた。
映画「アトラクション」からのセヴェルノエ・チェルタノヴォ風景
Fedor Bondarchuk / Art Pictures Studio, 2017小地区は1982年に完成し、モスクワ市民にも愛されたが、映画監督たちにも注目された。この地区は多くのソ連映画や、現代の映画にも登場している。
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