毎年、子どもたちは普通の紙を切り抜いて、編み目模様の結晶を作った。そしてそれをもみの木につり下げたり、壁や窓に貼り付けたりして、家や学校、幼稚園に飾った。
雪の結晶を切り抜く方法はたくさんあり、器用な人たちはオリジナルの模様を考え出した。この伝統は今でも守られており、多くの学校では今でも、新年が近づくと、窓を雪の結晶で飾り付ける。
雪の結晶を切り抜く方法
Legion Media雪の結晶はキラキラした色付きの銀紙で作ることもできた。銀紙だけでは形を保持することができないため、銀紙で作ったオーナメントは砂糖水をつけて窓に貼り付けた。
ソ連時代の銀紙
Avito.ru少ししっかりした硬めの光る結晶を作りたい場合は、牛乳やケフィール(乳製品ケフィア)の蓋を使って作ることができた。
牛乳やケフィールの蓋
Meshok銀紙でもう一つ作れたのが、もみの木につるすことができる厚みのある星。厚みのあるキッチン用のアルミホイルをカップケーキ型に入れて上から押すと、写真のようなオーナメントができた。
簡単な模様と一緒に「明けましておめでとう!」と書く人もいれば、新年のポストカードの複雑な絵柄を描き写す人もいた。新年の休暇が終われば、絵は、水に酸度9%の酢をスプーン2杯分加えたもので洗い流した。
普通の医療用の綿でもみの木に飾る雪を作った。雪はツリーの足元にツリースカートのように置いたり、枝に直接、ガーランドのように飾ったりした。
フラッグガーランドを含め、ガーランドは店で買うこともできた。しかし、自分で手作りするのを好む人もいた。たとえば、新年のポストカードを買って、それを太めの糸に繋いだり、紙をフラッグの形に切り抜いて、そこにお祝いのメッセージを書き込んだりした。
ソ連の年賀状
Public domainもう一つのタイプのガーランドといえば輪つなぎのガーランド。色とりどりの紙を細長く切って、輪っか状にし、それをつないで作っていく。起毛紙を使うと、とりわけシックなガーランドができた。
ソ連の学校には、教室の一角にクラスの皆で作った創作物を飾るという伝統があった。その一例がポスターである。生徒たちはリスやウサギ、ジェド・モロース(「酷寒じいさん」、ロシア版のサンタクロース)を描いたり、ポストカードのストーリーを真似て描いたりした。この伝統は高等教育機関で受け継がれていることもあった。
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