ロシア西南部のクラスノダール(黒海から120キロ、モスクワの南1300キロ)の同名の公園に3月30日、日本庭園がオープンした。これは日本国外にある日本庭園で最大規模のものである。面積は7.5ヘクタール、そこに6700本の樹木と5900本の低木、28万の花が植えられている。散歩道の長さは3500メートルである。
この日本庭園は2021年に造園されたもので、企業家のセルゲイ・ガリツキーさんは、人々の間で「ガリツキー公園」と呼ばれる「クラスノダール」公園の建設に7000万ドルを投資した。
公園にはあわせて26の見どころがある。中央入口の「唐門」、枯れ池、瞑想のための坐禅堂、禅の庭、釘を使わずに建てられた古民家、能楽堂、原木で作られた建物、茶道が楽しめる喫茶店、坪庭回廊などである。
懸造りの御堂は強い心を象徴し、多宝塔は仏教の寺を思わせる。また庭には3本に分かれた滝がある。それぞれの滝で水の流れる速度が異なり、それがまた一つに合流する。滝の上には水辺で遊ぶ亀を模った展望台が置かれている。
写真をご覧ください。本物の日本庭園に似ていますか?