世界情勢10/13報道

ミンスクで開催された独立国家共同体(CIS)首脳会議に出席した、ロシアのプーチン大統領とモルドバ共和国のニコラエ・ティモフティ大統領。// アレクセイ・二コルスキー/ロシア通信撮影

ミンスクで開催された独立国家共同体(CIS)首脳会議に出席した、ロシアのプーチン大統領とモルドバ共和国のニコラエ・ティモフティ大統領。// アレクセイ・二コルスキー/ロシア通信撮影

ロシアとウクライナの首脳会談の可能性、CIS首脳会議、香港の雨傘革命などについて報道されている。

 「独立新聞」は、1617日にイタリア・ミラノで開催されるアジア欧州会合(ASEM)の場で、ロシアとウクライナの首脳会談が行われると伝えている。

 これは11月にオーストラリア・ブリスベンで開かれる20ヶ国・地域(G20)首脳会議の序章となる。

 「プーチンの関心は、建設的な協議と譲歩的な解決策への用意があることを今示すこと」と、ウクライナ政治研究所のコンスタンチン・ボンダレンコ所長は話す。ただし、ミラノの会談に大きな成果を期待すべきではないという。

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世界情勢10/10報道

 ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領は11日の記者会見で、ウラジーミル・プーチン大統領との会談は簡単なものにはならないと述べ、またウクライナ東部の問題に関する回答を控えた。今週中に両国の今後の関係が見えてくるという。

 一部専門家は、非公式な両国の合意がある可能性を指摘する。ルハンシク人民共和国とドネツィク人民共和国を「特別な地位」で制限し、一時的に紛争を凍結させることではないかと、キエフでは考えられている。「特別な地位」の法案に、ポロシェンコ大統領の署名はまだ行われていない。最終的な承認は、あくまでもロシアの出方次第ということのようだ。

 

 「ノーヴァヤ・ガゼータ」紙は、10日にベラルーシの首都ミンスクで開催された独立国家共同体(CIS)首脳会議を、「連続ホームコメディー」と呼んでいる。

 ウクライナ代表として出席したのは、9日のCIS外相会議と同様、ミハイロ・エジェリ駐ベラルーシ・ウクライナ大使。エジェリ大使は元ウクライナ国防相で、8月にはウクライナ軍の防衛能力低下の罪を問われ、現在母国において手配中である。

 モルドバのニコラエ・ティモフティ大統領は、欧州連合(EU)との連合協定に調印した途端、ロシアが自国の市場をほとんど開放しなくなり、それによってCISの自由貿易圏から追い出されたような格好になっていると不満を表明。プーチン大統領は、調印が行われた場合の影響を、何度もモルドバに対して説明したと述べた。

 「一部のCIS加盟国が他の経済貿易同盟にも加盟すると、ロシアや他のCIS加盟国の経済にリスクが生じる。そのリスクすべてを適時、オープン、専門的に話し合うことを、その一部加盟国が軽視してしまっていることで問題が生じている」とプーチン大統領。

 

 「アガニョーク」誌は、「雨傘が壊れた」という見出しで、ロシアの有名な東洋学者ドミトリー・コスィレフ氏の、香港特別行政区で続くデモ「雨傘革命」に関する論文を掲載している。

 「雨傘革命」は「色の革命」へのアジア的対策を示した。アジア的対策とは、デモを継続する機会を与え、デモ隊に対する反感が市民社会で生まれるようにすること。

 政府をマヒさせることがデモ隊の目的であることを政府は良く理解しているため、デモ隊の要求を真剣に受け止めない。2017年の香港特別行政区長官の選挙方式は、地元の一番の懸念事項ではないだろう。長官に選出されるのは、北京も受け入れ可能な、地元のビジネスマンになる可能性が高い。

 このような革命の成功の鍵となる罠すなわち「民主主義を求める勇者に触れるな」という外国からの呼びかけに、中国政府は反応せず、アメリカには慎重に言葉を選ぶよう毅然と求めた。