第33回夏季オリンピックは、パリで7月26日に開幕する。国際オリンピック委員会(IOC)のウェブサイトによると、ロシアから参加する選手はわずか15名。それは誰か?
自転車競技では3人のロシア選手がメダルを争う。タマラ・ドロノワは、国際大会とロシアの競技会で複数回優勝している。年齢は30歳。最近、ロシア選手権ロードレースで金メダルを獲得した。
アリョーナはまだ20歳だが、人生の半分以上を自転車競技に費やしてきた。世界ジュニアチャンピオン。パリ五輪では団体戦に出場する。
グレブ・スイリツァは、ルートが不適切だとして参加を拒否したアレクサンドル・ヴラソフの代わりにリスト入りした。スイリツァはまだ24歳の若いアスリートだが、ジュニアとユースの世界選手権とヨーロッパ選手権での優勝経験がある。
アンジェラはサンクトペテルブルク出身のアスリート。19歳になったばかりで、世界ジュニア選手権で3年連続優勝していた。現在、ロシアチャンピオンでもある。
「私たちは金メダルを期待している。技術面だけでなく、精神面の強さが重要」。彼女はサンクトペテルブルクの記者団にこう語った。
最も多くのロシア人選手が参加する予定なのはテニス競技だ。その中には世界で最も有名なテニス選手の一人、ダニール・メドヴェージェフもいる。しかし、彼にとっては苦手なクレー(赤土=レンガの粉)コートでプレーしなければならないため、結果にはかなり懐疑的だ。
「コートの表面が変わるのは好きじゃない…慣れるのに時間がかかる」と彼は記者団に語った。 「でも、がんばって、そこに行って楽しみつつ、クレーコートでベストを尽くす」
ロマン・サフィウリンは1997年にモスクワ州で生まれ、ジュニアテニス選手としては世界トップ3に入っていた。3年前、シニアグランドスラムデビューを果たす。現在の世界ランキングは67位(キャリアハイは36位)。
サフィウリンとメドヴェージェフは、シングルスとダブルスの両方に出場する。
チェリャビンスク出身で、世界ランキング22位。29歳だが、これが初のオリンピックとなる。アレクサンドロワは、有名なエレナ・ヴェスニナとペアを組んで出場する。
ヴェスニナは37歳。2016年のオリンピックチャンピオン、2020年のオリンピック銀メダリスト。さらに、四大大会(ダブルス)のうち3つの優勝者であり、他にも多数の大会を制している。五輪のメダルはダブルスで獲得している。
2024年オリンピックに出場するロシアの最年少選手で、弱冠17歳。昨年、クラスノヤルスク出身のこの少女は、ジュニア世界ランキングで1位になっている。彼女の姉エリカもプロテニス選手だ。
コトフはモスクワ生まれの25歳で、2020年にシニアのトーナメントにデビューした。最近のウィンブルドンで8位となっている。彼は現在WTAランキング60位。
サマラ州出身の20歳。最近、シニアの大会で頭角を現してきた。2022年には、ジュニア世界ランキングで2位となっている。
ザハル・ペトロフとアレクセイ・コロヴァシコフもパリ五輪に出場する予定だ。両選手は世界選手権と欧州選手権で複数回優勝している。
ペトロフは、2004年にリャザン州で生まれた。地元のスポーツ学校でトレーニングを積み、ロシアのユースチームに入った。
ペトロフは、シングル1000㍍と、コロヴァシコフとのペアでの500㍍の2レースに出場する。
コロヴァシコフは32歳で、2012年オリンピックの銅メダリストだ。既に15年間、シニアのロシア代表チームの一員であり、カヌーのペアで好成績を収めてきた。
オレーシャ・ロマセンコは34歳。2013年からロシア代表チームに加わっており、世界選手権で5回銀メダルを獲得し、欧州選手権で3回優勝している。前回のオリンピックでは女子200㍍・シングルスで7位。
ロシア・パスポートを持つ水泳選手の出場枠は、ただ一人。それは25歳のエヴゲニー・ソモフに与えられた。彼はサンクトペテルブルクで生まれ、ロシアのジュニアチームで活躍し、学校卒業後は、アメリカで勉強を続けていた。
2024年5月には、アトランタの競技会の100㍍平泳ぎに出場。今季世界3位となる58.72秒でフィニッシュした。オリンピックではメダルを目指す。
早くも7月27日に彼のレースを見ることができるだろう。
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