
労働の日はなぜ5月1日に祝われるのか?

5月1日は、ソ連にとって重要な春の祝日であった。労働者や勤労者が、パレードやデモをし、歌を歌って、非常に盛大にこの日を祝った。そこで、労働の日はなぜ5月1日に祝われるようになったのか?
1886年5月1日、アメリカの労働者たちが8時間労働を求めて、シカゴでストライキを行った。このストライキは、警察との衝突に発展し、流血の事件となった。

このときの犠牲者を悼んで、社会主義者の国際組織、パリの第二インターナショナルが5月1日を国際労働者の日と定めた。

ロシア帝国では、労働者らは5月1日にマニフェストを掲げ、労働者の権利を労働条件の改善を求めた。

ソ連時代になり、この日は国の祝日となり、毎年この日には行進やパレードが行われていた。

