有名なソ連のお菓子「ベーロチカ」のヘルシーバージョン(レシピ)

オリガ・ブロフキナ
 ソ連時代、この「ベーロチカ」は、ご馳走のテーブルや新年の贈り物に欠かせない一品であった。ここでは、「ベーロチカ」は食べたいけれど、体型を維持したいというあなたにぴったりなこの人気のキャンディーのヴィーガン・バージョンをご紹介しよう。

 ロシアで、「ベーロチカ」の名で知られるキャンディーは多くの人々に愛されており、ソ連時代、子どもたちはもちろん、大人もそれが大好きだった。「ベーロチカ」というのは、ロシア語で子リスという意味で、その包み紙には両手でナッツを持ったかわいいリスが描かれていて、パッと見ただけでそれが「ベーロチカ」であることはすぐにわかった。

 この有名な「ベーロチカ」を考案したのは、帝国ロシア時代のパティシエ、グリゴリー・ボルマン。キャンディーが大量生産されるようになったのは1940年代初頭のことで、レニングラードのクルプスカヤ菓子工場で作られていた。

 ここでは、このおいしく、ソ連またはロシアで子供時代を過ごしたすべての人にとって懐かしいお菓子である「ベーロチカ」のレシピを紹介しよう。ただし、ここで紹介するのはクラシカルなバージョンとは少し異なる、健康に気遣う人にも気に入ってもらえるレシピである。このレシピには砂糖や有害な添加物は入っていない。パーフェクトな味で、作りかたも簡単である。

 材料はオートミール、ヘーゼルナッツ、そばの実、レーズンがあれば作ることができる。この「ベーロチカ」のレシピはヴィーガンの人にもピッタリである。

 このレシピでは、キャンディーをダーク・チョコレートでコーティングしているが、さらにヘルシーにしたければ、ココアを振るだけか、そのまま食べることもできる。

材料(22個分):

  • オートミール 1カップ または250g
  • ヘーゼルナッツ 2/3カップ または175g
  • ダークレーズン 2/3カップ または175g
  • ココナツオイル 大さじ1
  • そばの実(生) 大さじ12  
  • ハチミツ またはメープルシロップ 小さじ1(あれば)
  • チョコレート 100 g (あれば)

作り方:

1. オートミールは粉状に粉砕する。

2. レーズンはぬるま湯に20分ほど浸け、水気を切る。

3. オートミールの粉、ナッツを混ぜ、粉砕する。

4. レーズンを加えて、さらに粉砕する。

5. オイル、ハチミツ(またはメープルシロップ)を加え、どろっと滑らかになるまで練る。

6. キャンディーに独特のザクザク感を与えるため、そばの実を加える。そばの実がなくても十分おいしい。

7. 成形し、冷凍庫に入れる。

8. チョコレートを溶かし、キャンディーをコーティングする。

9. できたら、冷凍庫に入れ、チョコレートが完全に固くなったら出来上がり。お茶を淹れて、召し上がれ!

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