アナスタシヤさんが自らの作品の主な素材に琥珀を選んだのは偶然ではない。
アナスタシヤさんの父親は、あの有名な「琥珀の間」の復元プロジェクトを指揮した芸術家のアレクサンドル・ジュラヴリョフ氏で、そのおかげで彼女はこの石についてはよく知っているからである。
ニキフォロワさんは作品の中で、琥珀と真珠、金属、木材、半貴石、さらには紙をも融合させている。アナスタシヤさんによれば、すべての素材が琥珀の持つ自然の美しさを強調しているといい、これらを組み合わせることにより、色鮮やかな自然のスケッチ、ポートレート、絵画作品が作り上げられている。
たとえば、東洋の美女のポートレートの制作に、彼女は赤い木材、天然乾燥材、メノウ、ポプラの根を使った。
またアルフォンス・ミュシャやフィンセント・ファン・ゴッホ、平野実穂、カロル・バックなどの絵画をモチーフにした作品作りでは、さまざまな実験を重ねている。
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