リュバロフは1991年にモスクワ近郊ペレミロヴォ村に家を購入した。そして、それを機に、リュバロフは村の生活に文字通り、夢中になった。そして、地元の人々やその現実を描いた「ペレミロヴォ村」と題されたシリーズ絵画を発表した。最初、ペレミロヴォに住む人々は、なぜリュバロフが美しい花々ではなく、「酔っ払った男や太った女」を描くのか理解できなかった。しかしやがて彼の作品が外国でも展示されていることを知り、もはや憤慨することはなくなった。
リュバロフの作品に登場する人物は星を眺めたり、妻と抱き合ったり、家事をしたり、村を散策したりしている。しかもそこに特別な理由はない。
リュバロフ自身、ロシアの民衆版画ルボークはインスピレーションの源であり、それは高尚な芸術と並んで国の誇りであるとしている。リュバロフの作品はルボーク、そしてプリミティヴィズムから発展したものである。
展覧会「ウラジーミル・リュバロフ、コーリャは第3の目で見ている」は2023年4月20日から7月30日にかけてギャラリーARTSTORYにて開催中。
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