ウラジーミル・スーズダリ大公国の古代の傑作10選(写真特集)

Aleksandr Avilov/ "Moscow" media
 12世紀から13世紀にかけてウラジーミル・スーズダリ大公国は、古代ルーシの文化的中心都市であった。しかし、モスクワに首都の地位を譲った後も、数百年にわたり、これらの町は、宗教をはじめ、国の生活に重要な役割を果たした。

 スーズダリという町が書物に初めて登場するのは今から1000年前のことである。現在は、小さくてかわいい地方の町であるが、この町はかつて古代ルーシでもっとも重要な中心都市の一つだったのである。

 12世紀、ウラジーミル・スーズダリ大公国(モスクワから北東)には、よりよい教会や芸術品を残そうとした裕福な大公たちが住んでいた。中でももっとも有名なのは、ユーリー・ドルゴルーキーとその息子であるアンドレイ・ボゴリュプスキーとフセヴォロド・ボリショエ・グネズドーである。彼らは本質として、現在わたしたちが目にしている独特のロシア文化を形成した。

 18世紀まで、ここでは素晴らしい建築物、聖像画、工芸品、書物が作られた。その中から、現在、ウラジーミル・スーズダリ自然博物館に保管されているもっとも重要な作品をいくつか紹介しよう。

1. スーズダリのキリスト降誕大聖堂の黄金の門(1230年代)

2. カザンの生神女、後光と半円形の装飾付きの額装入り、17世紀第2四半期

3. イコン「生神女庇護祭」、15世紀第4四半期

4. イコン「ウラジーミルの生神女」、アンドレイ・ルブリョフ作、14世紀末〜15世紀初頭

5. ウラジーミルのウスペンスキー(生神女就寝)大聖堂の獅子の仮面、1160年

6. 使徒マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネのシンボルがついた聖堂の宝座の支柱、18世紀

7. スーズダリのクレムリンにあるキリスト降誕大聖堂の大きな手持ちの灯籠、「灯籠の王様」とも呼ばれる、17世紀

8. 覆い、聖人ゲオルギー・フセヴォロドヴィチ公、1645年ごろ

9. ミトラ 府主教の宝冠、1645年

10. 「聖書」(17世紀初頭)

*展覧会「大公国、ウラジーミル・スーズダリの至宝」はトレチャコフ美術館新館にて1月24日から5月24日まで開催。 

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