スーズダリという町が書物に初めて登場するのは今から1000年前のことである。現在は、小さくてかわいい地方の町であるが、この町はかつて古代ルーシでもっとも重要な中心都市の一つだったのである。
12世紀、ウラジーミル・スーズダリ大公国(モスクワから北東)には、よりよい教会や芸術品を残そうとした裕福な大公たちが住んでいた。中でももっとも有名なのは、ユーリー・ドルゴルーキーとその息子であるアンドレイ・ボゴリュプスキーとフセヴォロド・ボリショエ・グネズドーである。彼らは本質として、現在わたしたちが目にしている独特のロシア文化を形成した。
18世紀まで、ここでは素晴らしい建築物、聖像画、工芸品、書物が作られた。その中から、現在、ウラジーミル・スーズダリ自然博物館に保管されているもっとも重要な作品をいくつか紹介しよう。
*展覧会「大公国、ウラジーミル・スーズダリの至宝」はトレチャコフ美術館新館にて1月24日から5月24日まで開催。
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