セルゲイ・ディアギレフ(1872〜1929)はバレエをはじめとするロシア芸術を普及した人物として世界的に有名となった。彼が主催した有名な「バレエ・リュス」はヨーロッパの演劇界に真の革命を起こし、本質的に、今、私たちが目にしているようなバレエの確立の基礎となった。
ディアギレフの舞台のための美術や衣装が定義づけた舞台芸術の原則は現在もしっかりと生きている。またディアギレフは宣伝の重要性というものを理解した最初の人物の1人であり、ジャーナリストや批評家を対象にした事前上演を行った。ここでは、ヨーロッパでのバレエ公演から貴重な写真を紹介する。
パリのシャトレ座での「セルゲイ・ディアギレフのロシアン・バレエ」のポスター、ミハイル・ラリオノフ作、1917年
トレチャコフ美術館バレエ「火の鳥」で火の鳥を演じるタマーラ・カルサヴィナ、パリ、1910年
トレチャコフ美術館バレエ「ポロヴェツ人の踊り」で戦士隊長を演じるアドルフ・ボリム、パリ、1909年
P.シュモフ/ トレチャコフ美術館「ロシアのおとぎ話」の一場面、パリ、1918年
トレチャコフ美術館バレエ「春の祭典」で選ばれし乙女を演じるリディヤ・ソコロワ、パリ、1920年
トレチャコフ美術館バレエ「道化師」のリディヤ・ソコロワとタデウシ・スラヴィンスキー、ロンドン、1921年
Foulsham & Banfield/トレチャコフ美術館バレエ「ロミオとジュリエット」のタマーラ・カルサヴィナとセルジ・リファリ(セルジュ・リファール)。セルゲイ・ディアギレフのロシアン・バレエ、モンテカルロ、1926年
Studio Numa Blanc./トレチャコフ美術館バレエ「牝猫」のアリシヤ・ニキーチナとセルジ・リファリ(セルジュ・リファール)、ロンドン、1927年
Studio SASHA/トレチャコフ美術館バレエ「頌歌(オード)」の一場面、パリ、1928年
Studio Lipnitzki/トレチャコフ美術館バレエ「狐」の一場面、ロンドン、1929年
Studio SASHA/トレチャコフ美術館バレエ「典礼」のリハーサル、パリ、1915年
トレチャコフ美術館*展覧会「ディアギレフ、通し稽古」はトレチャコフ美術館で2023年2月5日まで開催
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