
エフゲニー・エフチュホフの目を通したロシアの偉大なミュージシャンたち(写真特集)

写真家、エフゲニー・エフチュホフが、ロシアでもっとも傑出したミュージシャンたちの写真を撮り続けて数十年になる。現代ロシアのクラッシック音楽の世界を世に紹介したことで今や彼は生ける伝説になっている。
エフゲニー・エフチュホフはレンズを通して、最高に有名なマエストロたちを見てきた。ウラディーミル・スピヴァコフ、ユーリー・バシュメット 、ワレリー・ゲルギエフ、デニス・マツーエフ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチなどである。この写真家は、ミュージシャンが演奏し、自身の芸術の真っただ中にいる姿はもちろん、大笑いしたり深く思慮しているときなどの普段の姿も写している。
現代ロシアのクラッシック音楽史を記録しつつ、エフゲニー・エフチュホフは独自の様式を築き上げて、見る人に存在の魔法を感じさせ、写真を通してミュージシャンの感覚を共有できるようにした。ミュージシャンが集中して創造的な作業をしている最中、リハーサルやコンサート本番を撮影をするときは、エフチュホフは自身を「消して」、感情に溢れたそのままの姿をとらえようとしている。













エフゲニー・エフチュホフの個展「Music in frame(フレームの中の音楽)」は2022年2月24日から5月15日までグリンカ中央音楽博物館で開催されている。