「ヨタフォン2」がMWCで高評価

「ヨタフォン2」がMWCで高評価=プレス・フォト

「ヨタフォン2」がMWCで高評価=プレス・フォト

世界最大級の携帯見本市「GSMAモバイル・ワールド・コングレス2014(GSMA Mobile World Congress 2014)」が2月24日から27日まで、スペイン・バルセロナで行われた。ロシアの携帯通信・製造会社「ヨタ・デバイセズ(Yota Devices)」は、自社製品「ヨタフォン」の第2世代を発表。ヨタフォンはノキアX、ZTEオープンC、ブラックフォン、サムスン・ギャラクシーS5などと並ぶ、もっとも革新的なスマートフォンのひとつとして、ジャーナリストから高く評価された。

 試作品は今のところ、展示品としての発表にとどまっており、その技術的優位性を実感するにはまだ早い。専門家の評価もこれからになる。だが一部専門家は、すでにその外観から肯定的な反応を示している。

特徴・スペック:

  • 2.3GHzクアッドコア
  • RAM2Gb
  • ROM32GB(eMMC)
  • AMOLED5インチ、E-ink4.7インチ
  • 解像度1920x1080
  • リアカメラ8MP
  • フロントカメラ2MP

 ロシアの大手携帯電話小売会社「スヴャズノイ」の通信マネージャーであるセルゲイ・チホノフ氏は、新製品をこう評価する。「新製品はGSM/3G対応でLTE付き。常時オンのイーインク(E-ink)画面のついた汎用端末。スマートフォンのバッテリーが減ったら、搭乗券、地図、住所や電話番号などの重要な情報をこの画面に移せば問題ない。バッテリーが完全になくなっても見ることができる」。

 ヨタフォン2は第1世代から改善されたところがたくさんある。まず角が丸みを帯びたデザインになっている。追加的画面すなわちイーインクは、以前よりも機能性が充実した。音声通話を受けたり、メールを送ったりが50時間可能。つまりメインの画面を使わなくても、ほぼすべての基本機能が使えるため、電力消費量を著しく抑えることができる。両画面とも手袋をつけたままの操作が可能(アイフォン5Sにはこの機能がない)。

 すべてにおいて魅力が増したヨタフォン2は今年末に発売予定。価格は今のところ不明。第1世代よりも市場で人気がでる可能性が高い。

このウェブサイトはクッキーを使用している。詳細は こちらを クリックしてください。

クッキーを受け入れる