ロシアの東方政策は長期的国益の帰結

プーチン大統領の連邦議会向け年次教書演説、12月1日

プーチン大統領の連邦議会向け年次教書演説、12月1日

コンスタンチン・ザヴァラジン/ロッシイスカヤ・ガゼータ
 プーチン大統領は連邦議会向け年次教書演説で、ロシアの東方政策は長期的国益の然らしむるところであると述べ、日本との関係において質的な前進があることへの期待を表した。

 「我々は東方における隣人である日本との関係において質的な前進があるように期待しており、同国指導部の、ロシアとの経済関係を発展させ、共同プロジェクトおよびプログラムを始動させようとする努力を歓迎している」

 「ロシアの活発な東方政策は今日的な情勢や対米国・EU関係の冷え込みの然らしむるところではなく、長期的国益ならびに世界の成長の傾向からの帰結である」

 プーチン大統領はまた、グローバルおよびリージョナル(地域的)な安定性を保障する上で鍵となる要因の一つとして、露中の戦略的パートナーシップに言及した。「それは、単一の国家――いかに強大な国家であれ――による支配という理念の上にではなく、すべての国家の利益に対する調和的考慮の上に建設される世界秩序の、関係モデルとなる」

 「ロシアとアジア太平洋地域のパートナーシップがもつ莫大なポテンシャルは、今年開かれた東方経済フォーラムによっても示された。これまでに採択されたロシア極東の開発に関するすべての決定を無条件に履行させるよう、政府に求める」

このウェブサイトはクッキーを使用している。詳細は こちらを クリックしてください。

クッキーを受け入れる