「悪との戦いで努力を結集する必要がある。トルコで起こったことは、厚かましいテロ攻撃。(中略)総選挙の運動期間中の明らかな挑発である」
「ヨーロッパとアメリカは自分たちがテロと戦っていると言っているが、現実的な成果が見えない。アメリカでは、いわゆる『自由シリア軍』の養成プログラムも中止された。当初は1万2000人を訓練する予定だったが、その後6000人と言った。そして訓練したのは60人のみで、実際に『イスラム国(IS)』と戦っているのはわずか4~5人。5億ドル(約600億円)も費やして。その5億ドルをロシアに支払ってくれれば良かったのに。ロシアは国際テロとの戦いでもっとうまく運用できただろう」
「ロシアは事前に、すべての関係国、特に中東諸国に対し、ロシアの意向と計画を伝えてきた。ロシアは遅すぎたと言っている人もいる。他の国がこのような作戦を計画したり、始めたりする時、ロシアに事前に伝えてくることはまったくない。だがこちらはそれを行った」
「ロシアがISや他のテロ集団ではなく、『穏健的な』反政府派に攻撃を与えている、と非難されているが、こう答えている。あなた方はシリアですでに1年以上も違法な介入をしているのだから、シリアの状況を良く知っているはず。ロシアに標的を示してくれれば、その通りに動くよと。(「標的を示してくれなかったのか?」)示してはくれなかった」
「ロシアは軍事行動への準備をした。然るべき場所に、然るべき時に、十分な部隊、道具、弾薬を集中させた。入念かつ長時間、宇宙および上空から偵察を行った。(中略)データ交換の結果、追加的な情報も入手した。したがって、上空および地上で起こっていることすべては、自動的に発生した行動ではなく、事前に計画されたことの実行である」
「ロシアはシーア派とスンニ派を一切区別していない。ロシアの人口の実に10%がイスラム教徒。イスラム教徒は、キリスト教徒、ユダヤ教徒と同じ、ロシア市民。シリアで宗教間紛争に割り込むようなことは絶対にしたくない」
「軍拡競争などではない。(中略)ロシアの国家軍備プログラムは、国際情勢が落ち着いていた数年前に創設された。プログラムが実現されているのは、何らかの攻撃的な行動の準備をしていたからではなく、既存のロシア軍の兵器や防衛システムが老朽化し、使えなくなったから。刷新する時が来たということ」
「ロシアの外交政策は、大げさではなく、平和愛好的。世界地図を広げてロシアを見てみれば、ロシアには他国の土地も天然資源も必要ないことがはっきりわかる。ロシアは自己充足の国」
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