米MD体制への日本参加で懸念表明

 アメリカがアジア太平洋地域で展開するミサイル防衛(MD)体制への参加を日本が強化する可能性に関連して、ロシアのアナトリー・アントノフ国防次官は、上月豊久駐ロシア大使に憂慮を表明した。

 国防省広報課によると、アントノフ次官と上月大使の会談は10月28日、「建設的な雰囲気の中で」行われたという。会談では、日本とロシアの防衛機関の軍事的協力の展望について、意見交換が行われた。「2016年に予定されていた二国間の行事の実施は順調だった」と記されている。

 アントノフ国防次官は、「ハイレベルの接触が勢いよく進んでいる」ことを背景として、両国の防衛機関の交流を推進していくことが必要だと話した。

 「アジア太平洋地域のMD展開の問題にも触れた。次官は、日本が展開に参加していることに関連して、ロシア側の懸念を伝えた」と記されている。

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