ロシア大統領府長官にアントン・ワイノ氏が任命された=
アレクセイ・ドルジーニン撮影/タス通信プーチン大統領は12日、辞任したセルゲイ・イワノフ大統領府長官を、環境保護活動・エコロジー・運輸問題担当の大統領特別代表に任命した。
大統領府の新しい長官は2012年から副長官を務めていたアントン・ワイノ氏。
プーチン大統領によれば、今回の人事は、イワノワ氏自身が別の仕事への転換を求めたことによるもの。両者の会合でプーチン大統領は、「あなたとは長年一緒に仕事をしている。仕事では成功を収めてきた。あなたが任じられた領域で任務を遂行するやり方に私は満足している」と賛辞を送った。
セルゲイ・イワノフ氏は2011年より大統領府長官を務めた。2001年から2007年までは国防大臣を務めており、2008年の大統領選挙ではプーチン後継の最有力候補と目された。
アントン・ワイノ氏は44歳。モスクワ大学国際関係学部卒。在東京ロシア大使館(1996-2001)、ロシア外務省アジア二課(2001-2002)で職務を経験、2007年には政府機関の副代表となり、広報・情報・政府議事録の担当部局を所管した。
プーチン大統領との会合でイワノフ前長官は、「アントン・エドゥアルドヴィチ(ワイノ氏への敬称)とは、あなたが率いる政府での仕事の時期(プーチン氏の首相時代)からの、旧知の間柄だ。ここ5年は文字通り毎日のように連絡を取り合っていた。アントン・エドゥアルドヴィチがその実務的な、プロフェッショナルな、個人的な資質のすべてにおいて新たな職務に就く用意ができていることを、絶対的に確信している」と、後任に太鼓判を押した。
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