サハリン-北海道フェリー8月1日に就航

 ロシアのサハリン南部のコルサコフと日本の北海道の稚内を結ぶ国際フェリーが、8月1日に就航する。サハリン州の行政府がこれを伝えている。

 コルサコフ-稚内の航路が開設されたのは20年以上前。1995年にロシアのフェリー「サハリン7」が日本に向けて出発。4年間往復した。1999年に日本のフェリー運航会社「ハートランドフェリー」がこれに代わり、16年の運航期間で7万7000人を運んだ。この航路ではなかなか採算がとれなかったことから、2015年9月にハートランドフェリーは撤退した。

 

両知事が再開について協議

 コルサコフ-稚内のフェリー運航再開に関する協議は、サハリン州のオレグ・コジェミャコ知事が日本を訪問した後の今年5月から活発に行われるようになった。この件については、コジェミャコ知事と北海道の高橋はるみ知事の会談で話し合われていた。協議に参加したのは、サハリン州行政府、稚内市役所、「サハリン船舶会社(SASCO)」の役員など。この航路の新たな運航会社になったのがSASCOである。

*タス通信の記事を抄訳

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