プーチン大統領の声明が18日、クレムリンの公式ウェブサイトに掲載された。WADA特別委員会の報告書で指摘されたロシアの役人を、調査が終了するまで一時的に外すという。同時に、もう少し完全で客観的な情報を提示するようWADAに求めた。
プーチン大統領は同時に、今回のドーピング騒動について、スポーツに再び(冷戦時代のような)政治的介入が入り始めていると考えている。
「スポーツへの政治的干渉の危険な再開を目の当たりにしている。干渉の形は確かに変わったが、スポーツを地政学的圧力、国とその国民の悪いイメージづくりの道具にするという本質は昔と同じ。(中略)今日、ドーピング使用が発覚したといって、潔白な選手たちの利益を守るとみせかけて、彼らを含めた選手全員に対して、制裁を加えようという試みが行われ、いわゆるドーピング騒動が利用され始めている」と記されている。
ロシアのスポーツ選手を非難するWADA特別委員会の結論は、「スキャンダラスと評判」の一人の主張にもとづいて構築されている。これがモスクワ反ドーピング研究所のグリゴリー・ロトチェンコフ元所長のことを指しているのは明らかだ。
プーチン大統領の声明によれば、ロシアは以前からずっと、「スポーツにドーピングが存在する余地はない」という自国の立場を明確に示してきた。
「ロシアは一貫してこの悪を根絶し、国内法を改善し、関連国際機関や国際オリンピック委員会とオープンに協力し、自国の義務を厳格に遵守している」とプーチン大統領。
*記事全文(露語)
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