東京で第11回ロシア文化フェス開幕

 第11回ロシア文化フェスティバルが開幕し、オープニングセレモニーで、ロシア連邦下院(国家会議)のセルゲイ・ナルイシキン議長が挨拶した。これに先立って、ロシアのプーチン大統領が、フェスティバルの参加者および来賓にメッセージを送ったと、同議長は伝えた。

 「ロシア連邦大統領は、フェスティバルが日本の文化活動において目覚ましく、また思い出に残るイベントとなり、露日両国民間の信頼醸成と相互理解を促すとの期待を表明した」。議長はこう付け加えた。

 文化交流の重要性については、会場で挨拶した、与党自民党の高村正彦副総裁、および日本外務省の林肇欧州局長も指摘した。林局長は、安倍晋三首相のメッセージを読み上げた。

 

安倍首相のメッセージ

 安倍首相はメッセージのなかで、ロシアとの文化交流の急速な発展を期待しているとし、次のように述べた。「日本とロシアの人々がお互いをより身近に感じるようになり、今後日露関係が更に発展していくための礎がますます強固になることを願っている」。また安倍首相は、「ロシア大統領およびその他の同国の方々とともに、日露両国間の交流を急速に発展させていきたい」と強調した。

 フェスティバルの幕開けを飾ったのは、二人の世界的なアーテスト、ヴァイオリニストのワディム・レーピンと、プリマ、スヴェトラーナ・ザハロワによる競演「パ・ド・ドゥfor Toes and Fingers」。これは、第3回トランス=シベリア芸術祭の日本公演の一部を兼ねていた。日本の演奏家たちが伴奏に加わった。

 かねてから芸術、音楽愛好で知られる日本の観客も、その出来栄えには熱狂的な拍手を送っていた。

 

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