メンデレーエフの周期表に「モスコビウム」と「ニホニウム」

スタニスラブ・クラシリニコフ撮影/タス通信
 国際純正・応用化学連合(IUPAC)の勧告で、メンデレーエフの周期表における新元素として、モスクワ州にちなんだ「モスコビウム(Mc)」とロシア人科学者ユーリイ・オガネシャン氏にちなんだ「オガネソン(Og)」の名が挙げられた。

 IUPACのサイトには、「115番目の元素にモスコビウムの名称とMcの元素記号を提案する」とある。「モスコビウムの名は、歴史あるロシアの土地であり、現在はドゥブナ合同原子核研究所があるモスクワ州にちなんで選ばれた。同研究での実験の中で新元素が発見された」。

 また、118番元素は同研究所核反応研究室主任のユーリイ・オガネシャン博士の功績を称え、「オガネソン」の名称が挙がられた。

 メンデレーエフの周期表にはさらに2つの元素が加えられる。やはりIUPACが名称の選定にあたっており、113番元素は日本にちなみ「ニホニウム(Nh)」、117番元素は米国テネシー州にちなみ「テネシン(Ts)」の名が提案されている。

 新元素の正式名称決定に先立ち、11月8日まで討議が行われる。

記事全文(露語)

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