ラブロフ外相と岸田外相=
AP撮影「ラブロフ外相と岸田外相の会談では、二国間関係のあらゆる問題について話し合い、最重要な国際問題および地域問題に関して意見交換する予定だ。その際、特に注意が向けられるのは、政治対話の進展、通商、実務的な分野での交流、文化交流。この訪問は、首脳会談に向けての準備の重要な段階とみることができる」。モルグロフ外務次官はこう述べた。
同外務次官は、安倍首相の訪露の時期に関する質問に対し、「ラブロフ外相の訪問は首脳会談に向けての準備の重要な段階になるだろう」と答えるとともに、次のように強調した。「その際、我々に最も重要なことは、これらの外交行事の日程そのものではなく、その内容と結果だ。肝心なのは、両国のあらゆる分野での協力に向けて、強力なはずみがつけられるべきだということ」。モルグロフ外務次官はこう指摘した。
このほか、モルグロフ外務次官によれば、ロシアは露日関係を局外的な要因の影響から自由にし、経済分野のプロジェクトで合意することが重要だと考えている。
「全体として我々の立場は次のようなものだ。できるだけ速やかに露日関係を、局外的な要因の影響と、様々な人為的障害の積み重なりから自由にし、長期的展望をもたらす合意に至り、経済の主要な分野での各種プロジェクトで合意し、国際問題での協力を発展させること」。外務次官はこう述べた。
これに先立ち露外務省は、4月半ばにラブロフ外相が日本を公式訪問すると伝えていた。
*記事全文(露語)
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