露国防省「北朝鮮の偵察衛星が作業開始」

 北朝鮮が打ち上げた人工衛星は、地球のリモートセンシングを行っている。「宇宙情勢偵察中央センター」のセンター長であるアンドレイ・カリュタ大佐が、ラジオ局「ロシア・ニュース局」の放送でこのように話した。

 アメリカの当局者は先に、衛星が作業の開始にいたっておらず、「金属のかたまり」のごとく「軌道上で宙返り」していると話していた。アメリカのテレビ局「NBC」がこれを伝えていた。

 「軌道周期、宇宙機が投入された軌道の傾き、高度など、受信した座標情報の分析により、この宇宙機はリモートセンシング衛星であることがわかる。つまり、偵察機能を遂行できるということ。この宇宙機の装置はオンになっている」とカリュタ大佐。

 北朝鮮は今月6日~7日、人工衛星「光明星4号」を運搬ロケットで打ち上げ、軌道に投入した。

 ロシアを含む国連安保理のすべてのメンバーは、弾道ミサイルの製造、打ち上げ、核実験の実施を北朝鮮に対して禁じている既存の決議に違反したとして、北朝鮮の行動を非難した。

 

記事全文(露語)

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