サハリン-北海道ビザなしを提案

 サハリン州のオレグ・コジェミャコ知事は、北海道の高橋はるみ知事に、両地域間のビザなし制度の問題を検討するよう提案した。サハリンを訪問した日本の代表団との会談で、この問題について意見交換を行ったと、サハリン州行政府広報課は伝えている。

 「これは旅行者数を増やすため、両地域の経済に有益だとコジェミャコ知事は考えている」と州行政府。

 高橋知事は、北海道の行政関係者および日本の経済人からなる経済代表団を率いて、サハリンを訪問。双方は漁業および農業の分野での協力の見通しについて話し合った。

 コジェミャコ知事によると、日本の水産物の卸売市場の実績は参考になるという。サハリンの生産者が関心を持っているのは、厳しい気候条件でも高い収穫を確保できる農業栽培。また、道路建設や、観光インフラの整備でも、協力に大きな展望がある。

 「高橋知事によると、日本側には魚の養殖、魚市場の組織の分野で協力の用意があり、また日本料理の重要な食材である海藻の採取の面で、サハリン州の大きな可能性に関心を持っている」と州行政府。

 日本は福島原子力発電所で事故が発生して以来、電力不足を経験しているため、電力ブリッジのプロジェクトも重要であると、州行政府。

 

記事全文(露語)

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